
世界的に見るのが困難な作品のようであり、イタリア本国でも長年再放送されておらず
ビデオ化もされていないアルジェント監督作品。2話収録。
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解説1971年に立案され’72年に製作されたが、テレビ放送されたのは’73年であった。日本版ビデオでは、アルジェントが監督したとされる二話分をまとめた為に以下のような収録形態になっているが、イタリア放送時の実際の順番はここに示したとおりである。アルジェントは各話の始めに、案内人として登場する。
世界的に見るのが困難な作品のようであり、イタリア本国でも長年再放送されておらずビデオ化もされていない。圧倒的な図版の数と情報量を誇る英 FAB PRESS 社のアルジェント研究書“ART OF DARKINESS”ですら、この番組についてはイギリス側の著者ではなくイタリアの専門家 Roberto Curti が解説している(その情報源は、L・コッツィが伊書でこれまで何度も使いまわしている記述である)。おそらく日本は、“La porta sul buio”全話を正規のビデオで見ることのできる数少ない国の一つである。ABC出版社からのこのリリースは『フェノミナ インテグラルハード完全版』ほど注目されなかったが、実は隠れた快挙であった。
あらすじ (ネタばれが記載されていますのでご注意ください)
第一話 『隣人』
赤ん坊を連れた若者夫婦ルカとステファニアが引越し先の家に着いたのは夜中だった。そこは人気のない海辺の屋敷の1階で、上の階には別の夫婦が住んでいた。ルカ達がまだ家具の届かない部屋で唯一運んできたテレビを見ていると、夜なのに2階夫婦の夫が外出する足音が聞える。知らぬ間に天井に大きなしみができているのに気づいた2人は、上から水が漏れていると思い2階宅のブザーを押す。しかし中から返事は無く、入口の鍵がかかっていない。無断で上がり水が流れ出る浴室を覗くと、バスタブに妻の死体が。驚いた2人は慌てて逃げようとするが、乗ってきた車は砂でスリップし発車できない。ルカは2階にライターを置き忘れたのに気づき取りに戻るが、丁度そこへ殺人者の夫が戻って来た。
第二話 『変死体』
路面電車内で若い女性の他殺死体が発見される。警察のジョルダノ署長は、事件当夜の乗客を集め状況を再現する。その結果、衆人環視の下での殺害は乗客には困難であり、それが可能だったのは終着駅まで被害者と車内に残ったこの電車の乗務員マリだけであるとの判断が下される。マリは逮捕され、裁判で30年の刑が言い渡される。しかし、あくまで無実を訴える彼の叫びに、ジョルダノは妙な胸騒ぎを感じる。「真犯人は他にいる。」ジョルダノは恋人ジュリアの協力を得て私的に捜査を続け、夜の路面電車内に一瞬生じる死角に気づく。
- 2010/03/04(木) 20:53:56|
- クライム
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